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SHOP/堯泥庵
松阪市内 旧嬉野町の宇気郷地区に、20年前「元昇窯」を 開窯された、陶芸家 木村元次先生。その奥様であり、女性 陶工である木村暁子さんの、もっと気軽に陶芸に親しんで もらいながら、地域の方が立ち寄れる憩いの場所にもなれ ば・・・という想いから始まった、民家を改装したギャラリー、 『堯泥庵(ぎょうでいあん)』が、完成しました! この改装工事の着工から完成までの様子をご紹介します。 |
木村元次 先生と所長
四日市市の陶芸家、木村元次先生が、旧嬉
野町宇気郷地区で「元昇窯」を開窯されたの
が、今から20年前。
先生とお会いしたのは、同時期に、先生が
講師として陶芸指導をされていた、陶芸教室
に通ったことがきっかけでした。
先生の作品とともに、人柄の温かさに惹かれ、
陶芸教室卒業後も、良いお付き合いをさせて
いただいていております。奥様の 木村暁子(きょうこ)さん
木村先生の奥様で、女性陶工の木村暁子さん
です。
ろくろを使わず、手びねりで作られる器や
アクセサリーは、暁子さんの人柄が滲み出
ているような、優しくて柔らかい印象の作品
です。
ご自身で陶芸作品をつくりながら、先生の
個展や、年2回の元昇窯の窯焚き、その他
様々な行事では、裏方として開催を支え、
訪れた方々を、温かくおもてなしの心で
迎えられています。
そんな暁子さんから、ご自身の作品を展示
しながら、気軽に陶芸に親しんでもらい、
地域の方が立ち寄れる、憩いの場所にも
なれば・・・との想いで、ギャラリー「堯泥庵」
をつくりたい!
とのお話しを伺い、設計・監理をお引き受け
することになりました。2013年12月 4日 現況外観
以前は店舗をされていたというお宅です。現況外観 ②
メインストリートに面した、日当たりの良い
場所にある建物です。現況内観 ①
室内から玄関方向を見たところです。現況内観 ②
玄関付近です。現況内観 ③
奥の和室です。現況内観 ④
玄関すぐの和室、収納付近です。現況内観 ⑤
玄関から三間続きの和室があり、写真は、
一番奥の部屋から玄関方向を見たところ
です。2014年 2月22日 解体
室内の解体が始まりました。室内の床、天井を剥がします。 2014年 3月 9日 室内造作
天井を剥がしたところです。解体終了です。
玄関と、手前和室二間をギャラリーに
改装します。2014年 3月25日 床の間
普通、床の間には木、時には畳も使いますが、
今回は、あえて「鉄板」を使います!
古民家風のつくりに、鉄板という斬新な材料を
使った床の間が、どんな感じに仕上がるのか、
とても楽しみです。
鉄工所で作ってもらった鉄板を、磨いてから
現場へ届けます。式台に使う、栗の1枚板です!
立派なものですね~。
磨いたものをはめ込みます。 2014年 4月 1日 内部
ギャラリーの部分は天井を高くし、開放的な
空間に仕上げていきます。2014年 4月 4日 外観塗装工事
外壁を塗り替えました。自然塗料で塗った木部がアクセントになり
ます。2014年 4月 5日 打ち合わせ
「堯泥庵」に展示する暁子さんの作品を
見せていただきながら、打ち合わせを
行いました。2014年 4月10日 仕上げ
漆喰で壁を丁寧に仕上げていきます。
飾り棚は、昔使われていた押し寿司の型枠。
なんとも味わいのある飾り棚になりました。2014年 4月18日 内部仕上げ
漆喰の壁が塗り上がりました。2014年 4月28日 看板
「堯泥庵」の玄関に掲げる看板を、大工さん
に加工してもらいました。
2014年 5月 2日 外部仕上げ
アクセントカラーを施した玄関前の塀に、
「堯泥庵」のサインを取り付けました。塀のあかね色に映える「堯泥庵」の文字。
いいですねぇ。木村元次先生が書かれた「堯泥庵」の文字。
ギャラリーのイメージにぴったりの、素敵な
看板になりました。
写真は、掲げる位置を暁子さんに決めて
もらっているところです。
2014年 5月 2日 完成内部
漆喰の壁と古色の木部が、爽やかで落ち着
いた雰囲気を演出しています。
天井を高くしたことで、実際よりも空間の
広さを感じるギャラリー部分。2014年 5月16日 完成外観
看板も取り付けられ、ギャラリー『堯泥庵』の
完成です!
自然豊かなこの宇気郷の地で、陶芸作品を
通して、たくさんの方々との出会いを心待ちに
してみえる、女性陶工 木村暁子(きょうこ)さん。
ギャラリーのOPENは、2014年5月18日(日)、
19日(月)、20日(火)の3日間、その後は11月
までの毎週土日、11時~16時です。(12月~
3月はお休みです。)
ぜひ皆さんお出かけくださいね。
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